ただ何となく馬券を買っていませんか?
競馬は様々なファクターから予想を導くもの。血統、厩舎、騎手、調教など…ただ何となく買うのではなく、データから導く勝率や回収率をチェックしながら考えていくと、更に高い成績を残す事ができるのが競馬です。
競馬の回収率を上げる為にはデータを駆使すべきです。この記事では、データをチェックすべき重要な項目について紹介していきたいと思います。以下のデータをしっかりと抑えておく事で、競馬予想の際に参考にできる部分も多くなってくるかと思いますよ。
回収率を上げる為に抑えておくべきデータを紹介
それでは早速ここからは、競馬の回収率を上げる為に抑えておくべきデータを紹介していきたいと思います。少なくとも以下で紹介するデータを抑えておき、出走馬のデータを調べるだけで格段に回収率は上昇していきます。
競馬予想の際に重要視すべきデータについて詳しく説明していきましょう。
血統
競馬はブラッドスポーツと言われている位、血統がとても重要な競技です。簡単に言えば親が強い馬は強くなる傾向にあり、親が得意だったコースが得意な子供というのも多いので、血統だけを見て予想を展開していく人も多い程、競馬において血統はとても重要なファクターの一つと言えます。
現代競馬において、最も重要視すべき血統はディープインパクトです。最近の競馬はディープ産駒が席巻しており、ディープ産駒を中心に重賞レースは展開していると言っても過言ではありません。
という訳でここではディープインパクト産駒のデータを中心に見てみましょう。
- 1着⇒1,203
- 2着⇒1,095
- 3着⇒971
- 着外⇒6,462
- 出走⇒9,731
- 勝率⇒12.4
- 連対⇒23.6
- 複勝⇒33.6
- 単回⇒75
- 複回⇒83
単勝回収率75%で複勝回収率は脅威の80%超え。勝率にいたっては12%を越えるデータを残しているディープ産駒。これだけを見れば、競馬好きであればいかに現代競馬がディープインパクト産駒を中心に回っているのかが分かると思います。
更に掘り下げて芝とダートのデータを見てみましょう。
- 芝(勝率)⇒13.2
- 芝(連対)⇒24.9
- 芝(複勝)⇒35.1
- ダート(勝率)⇒6.7
- ダート(連対)⇒14.6
- ダート(複勝)⇒23.3
芝とダートで大きな違いがあるのが分かります。ディープ産駒は芝の方が勝率が高く連対や複勝も良くしていますが、ダートではそこまで大きな結果は残していないという事になります。このようにデータを出していくと、その血統の得意不得意が鮮明に出てくる事が分かりますね。
人気別の勝率や連対、複勝についても以下でデータが出ています。
- 1番人気⇒35.2(勝率)、54.5(連対)、66.3(複勝)
- 2番人気⇒18.8(勝率)、39.0(連対)、53.7(複勝)
- 3番人気⇒13.5(勝率)、29.7(連対)、44.2(複勝)
- 4番人気⇒8.4(勝率)、20.2(連対)、34.6(複勝)
- 5番人気⇒5.8(勝率)、14.7(連対)、24.9(複勝)
- 6番人気⇒6.8(勝率)、13.5(連対)、22.6(複勝)
- 7番人気⇒3.3(勝率)、9.6(連対)、16.2(複勝)
- 8番人気⇒2.5(勝率)、9.0(連対)、14.7(複勝)
- 9番人気⇒2.0(勝率)、4.4(連対)、9.6(複勝)
- 10番人気⇒1.2(勝率)、3.2(連対)、6.4(複勝)
これは芝を得意とするディープ産駒の人気別勝率、連対、複勝のデータになるのですが、中央競馬の勝率が大体33%程なので、ディープインパクト産駒の勝率は1番人気の馬だった場合、他の馬が1番人気になるよりも期待が持てるという事が分かったかと思います。
騎手
かの有名な武豊騎手は、馬の力が7で騎手の力が3だと明言しています。それ位、競馬において騎手の力はなくてはならないもので、馬がどれだけ速くて強い馬であっても騎手が思うような騎乗ができなければ勝てないのが競馬です。
騎手も人間ですから、得意なコース、不得意なコース、苦手な距離などがあります。ここからは、今最も強い騎手であるとされているルメール騎手のデータを中心に、騎手のデータ集めについて紹介していきます。
- 1番人気⇒37.1(勝率)、55.6(連対)、68.4(複勝)
- 2番人気⇒22.9(勝率)、41.7(連対)、57.1(複勝)
- 3番人気⇒12.3(勝率)、30.2(連対)、41.9(複勝)
- 4番人気⇒10.1(勝率)、21.3(連対)、31.1(複勝)
- 5番人気⇒9.1(勝率)、18.9(連対)、34.3(複勝)
- 6番人気⇒7.0(勝率)、11.0(連対)、15.0(複勝)
- 7番人気⇒4.5(勝率)、12.1(連対)、16.7(複勝)
- 8番人気⇒4.7(勝率)、14.0(連対)、23.3(複勝)
- 9番人気⇒6.7(勝率)、6.7(連対)、13.3(複勝)
- 10番人気⇒5.9(勝率)、14.7(連対)、14.7(複勝)
ルメール騎手は人気騎手なので1番人気の馬に騎乗する事が多いです。その中でも勝率37%というのはかなり高い数値であり、3回に1回以上の確率でルメール騎手が1番人気の馬に騎乗した時は勝っているという事になります。これは見逃せないデータなので、ルメール騎手が人気馬に騎乗している時は注目しましょう。
- G1⇒21.6(勝率)、32.4(連対)、45.1(複勝)
- G2⇒27.2(勝率)、45.7(連対)、54.3(複勝)
- G3⇒19.2(勝率)、38.4(連対)、47.2(複勝)
ルメール騎手はG1よりもG2の方が勝率が高いというデータが残っています。とは言え、強い馬と強い騎手が揃うG1において20%以上の勝率を残している事もかなり化物のような数値と言えますので、大舞台になればなる程力を発揮するタイプの騎手であるという事が分かると思います。
調教師
馬と調教師の関わりはとても深く、濃密なもの。どれだけ能力がある馬であってもいい調教師に巡り会う事ができなければ大成しませんし、反対に能力が低い馬であっても調教師の指導により開花する馬も多くいます。
調教師データも競馬予想における非常に重要なファクターになってきますので、ここからは池江調教師のデータを参考に見ていきましょう。
- 1番人気⇒33.3(勝率)、53.0(連対)、63.7(複勝)
- 2番人気⇒17.6(勝率)、36.7(連対)、55.5(複勝)
- 3番人気⇒12.3(勝率)、25.5(連対)、37.4(複勝)
- 4番人気⇒13.3(勝率)、25.5(連対)、37.6(複勝)
- 5番人気⇒6.4(勝率)、15.6(連対)、27.7(複勝)
- 6番人気⇒8.4(勝率)、14.7(連対)、16.8(複勝)
- 7番人気⇒3.7(勝率)、7.4(連対)、14.8(複勝)
- 8番人気⇒3.8(勝率)、11.2(連対)、15.0(複勝)
- 9番人気⇒8.0(勝率)、12.0(連対)、18.0(複勝)
- 10番人気⇒1.2(勝率)、1.8(連対)、3.6(複勝)
池江調教師が育てた馬が1番人気になった時の勝率は約33%。これは相場と平均的に同じなので、かなり期待がもてる数字であると言えます。注目すべきは9番人気になった時の勝率の高さ。一般的に9番人気は中穴から大穴である場合が多いので、池江調教師が育てた馬が9番人気に入っている時は注目した方が良いかもしれません。
まとめ
血統、騎手、調教師から見るデータのチェック方法を簡単に紹介してきましたが参考になりましたか?ネット全盛となっている最近の競馬は、データを駆使して予想を展開していくというのが一般的になりつつあります。上記のようにデータを見ていると買った方がいい馬、買わない方がいい馬が見えてきて、自分の競馬予想の参考にできる面が多くなっていくのです。
データを駆使し、競馬予想を展開していきましょう。そうすれば自ずと回収率は上昇していくはずですよ!