競馬予想家の回収率ってどれ位?参考にすべき人物を厳選紹介

回収率

競馬で安定して収益を出すのはとても大変な事。

ましてや競馬には胴元であるJRAが抜く分の控除率が非常に高い競技であるとして有名なので、他のギャンブルよりも儲けにくいとさえ言われています。走っている馬も生き物なので思い通りにいく事はほとんどなく、競馬歴が長い人であってもビタリと毎回的中させるのは非常に困難です。

しかし、そんな中でも競馬で安定して高い収益を出し、高い回収率を維持し続けている予想家というのは確かに存在します。

この人達は自分の予想を販売する事で利益をあげ、自分の予想スタイルなどを提供する事でご飯を食べているという生粋のプロ予想家。しかし、多くのサイトで多くの予想家がいるので誰の予想を参考にすべきかっていまいち分かりませんよね。

という訳でこの記事では、競馬予想家の回収率と、一体誰の予想を参考にすべきなのかをまとめて紹介していきたいと思います。予想家の予想を参考に馬券を購入したいと考えている方は是非参考にしてみて下さいね。

回収率の高い予想家に共通している特徴

競馬の控除率は25%です。

そもそもこれが何かというと、JRAに取られる胴元の分と考えると分かりやすいかと思います。簡単に言えば100円の馬券を購入した段階で、JRAの胴元に25円の手数料を毎回引かれているという事になります。つまり、馬券を購入した段階で実質的にはマイナスになっているという訳です。

という訳で、これを加味すると回収率の平均は75%という事になります。普通にやっていればこの数値に集束していくというのが、データだけを見た時に導き出される答えになるのですが、競馬が上手な人がいる一方、競馬が全く当たらない下手な人もいる訳なので、この数値に全員が集束するという事はあり得ません。

競馬を始めたばかりの人だけでなく、競馬をやっている人の多くも予想家の予想を参考にしながら競馬をやると思います。どのような考え方を持っている人が最も回収率の高い予想を展開していくのかをまずは解説していきます。

一か八かの大穴狙いをする予想家はアウト

競馬業界で生き残るのは並大抵の努力ではいけません。

競馬メディア、新聞、サイトなどは膨大な量があり、その中で生き抜く為に個性を出すのは決して悪い事ではありません。中には、圧倒的1番人気の馬を毎回はずして、一か八かの大穴狙いだけに特化した予想家も多くいるのは事実です。

大穴狙いは一度当たればドカンと回収率をあげてくれるものではありますが、的中率が著しく低いので予想家の参考に乗るのは的確とは言えません。

競馬において最も大切なのは回収率と的中率のバランスです。的中率が悪すぎてもいけませんし、回収率が低すぎてもいけません。一か八かの大穴狙いはこのバランスが非常に悪いので、参考にする価値はないと思って良いでしょう。

データ蓄積タイプがおすすめ

上記でも説明したように、予想家には様々な個性があり見ていて楽しいのですが、信頼して馬券を購入しても良い予想家はデータ蓄積タイプです。

常日頃から関係者からの情報を収集し、研究を続け、色々なケースを想定しながらデータを蓄積していくタイプの予想家は、総じて的中率と回収率のバランスが良い予想家であると断言する事ができます。

オカルトやデータを全く気にしないタイプの予想家に関しては、万が一の大穴は的中する事ができるかもしれませんが、長い目で見た時には回収率は落ちていく事が予想されます。

参考にすべき予想家の回収率を厳選紹介

さて、ここからはプロの予想家の中から回収率が高い事で知られている方を厳選して紹介していきます。以下で紹介する方達の競馬予想のスタイル、過去の回収率などをまとめて紹介していきますので、興味がある方は是非チェックしましょう!

小林弘明

ガチで当たると有名な競馬予想家、小林弘明さん。競馬予想TVという超人気競馬番組にレギュラー出演しており、その中でも数多くの伝説を残し続けている日本でも屈指の予想家です。

自身が考案した競走馬の能力指数をメインにして予想を展開。調子、成長力、当日の風の強さ、風の方向を割り出したデータを加えた予想方法で、実践的な馬券術をモットーにしているタイプです。

競馬予想TVでは生放送で自分の予想を公開するので逃げ道はないのですが、これまで何度も年間回収率100%以上という記録を獲得しています。

  • 第6(2003年-2004年):123%(シーズン)、238%(G1)
  • 第10(2007年-2008年):153%(狙い目)
  • 第12(2009年-2010年):145%(狙い目)
  • 第14(2011年-2012年):123%(シーズン)
  • 第17(2014年-2015年):223%(シーズン)、224%(G1)、316%(狙い目)
  • 第19(2016年-2017年):125%(シーズン)
  • 第20(2017年-2018年):122%(シーズン)、177%(G1)

猛者が集う競馬予想TVの中でもトップの回収率を誇り、タイトル獲得数も群を抜いた数値となっています。

これまでの主な獲得タイトルはシ5回・G3回・ね4回・サ1回・三冠王1回となっていて、彼の予想に最も注目しているという方は多いでしょう。

市丸博司

こちらも競馬予想TVに出演している市丸博司さん。彼もまた、シーズンを通して高い回収率をキープする事で知られている注目の予想家です。予想方法はかつては西田和彦による「西田式スピード指数」を用いていたが、現在は西田式を基に斤量やペース等の概念を取り入れた「TF(タイムフィルター)指数」を編み出し提唱しています。地方レースの予想は反映されませんので、あくまで中央競馬専門の予想家となっています。

シーズントップ4回、G1回収率トップ4回、三冠王は歴代最多の2回獲得するなどしていて、競馬予想TV初期からいる最古算のメンバーの一人として常に高い注目を集めている人物です。

  • 第2(1999年-2000年):113%(シーズン)、130%(G1)、105%(通算)
  • 第10(2007年-2008年):104%(シーズン)、158%(G1)
  • 第11(2008年-2009年):145%(シーズン)、233%(G1)、147%(ねらい目)
  • 第13(2010年-2011年):195%(ねらい目)
  • 第15(2012年-2013年):128%(シーズン)
  • 第18(2015年-2016年):191%(G1)
  • 第21(2018年-2019年):111%(ねらい目)

このように古くから近年にいたるまで高い成績を残しており、通算タイトル獲得数は番組内で2番目となっています。シーズン通して100%を越える回収率を上げる事はかなり多く、時には2008年のG1回収率のように200%という大きく回収率を超えるケースも多々あります。

コミカルなキャラクターも人気の秘訣となっている人物なので、気になる方は是非予想に注目してみて下さいね。

まとめ

競馬予想テレビ、メディア、新聞など、様々なコンテンツで予想家の競馬予想はチェックする事ができますが、上記で紹介した競馬予想TVの2人はテレビ内で自身の予想を展開していますので、回収率は逃げも隠れもできない紛れもない本物の数値です。上記で紹介した2人はその中で常に高い回収率をあげている方達で、データを駆使した競馬をしますので、ブレる事なく常にいい成績を収めています。

今はユーチューブやネットの発達などで、簡単に競馬予想家の予想をチェックすることができる時代になってきましたが、本当にあたる馬券を買いたいのであれば適切な予想家を見つける事が最も手っ取り早い方法です。予想家による競馬予想に興味がある方は是非参考にしてみて下さいね。