競馬は逃げ馬の回収率が圧倒的!逃げ馬を見極める為の3つのポイント解説

回収率

競馬の醍醐味と言えば脚質の違い。

スタートと同時に逃げる逃げ馬、逃げ馬のすぐ後に位置する先行、中から後方に位置して最後の直線で勝負をかける差しと追い込み。脚質を理解する事で競馬のレースを読む鍵にもなると同時に、脚質を読めるとレース展開を読むことができるので回収率を上げる為の切り札にもなります。

最近の競馬はペースが非常に速いので逃げ馬がそのまま逃げ切る展開になる事が多いのはご存知でしたか?逃げ馬の回収率は他の脚質の馬に比べて高いのか?この記事では脚質で変わる回収率の違いについて解説していきます。

逃げ馬の回収率は飛びぬけて高い

代表的な逃げ馬で思い浮かべることができる馬と言えばサイレンススズカやキタサンブラックなどが有名ですが、逃げ馬の回収率は飛びぬけて良いというデータが揃っている事を皆さんは知っていましたか?

ここからは逃げ馬の回収率についてデータで紹介していきます。

逃げ馬の回収率は100%超え

データにも出ているので断言する事ができるのですが、逃げる馬を毎回的確に当て続ける事ができれば、競馬は勝ち続ける事が可能です。以下で2014年から2018年の5年間に行われた中央競馬の全レースの逃げ馬の戦績をチェックしてみましょう。

  • 勝率⇒17.3%
  • 連対率⇒29.4%
  • 複勝率⇒38.4%
  • 単勝回収率⇒200
  • 複勝回収率⇒139

勝率は約18%ではあるものの、単勝と複勝の回収率は共に100%を大きく超えています。これで何が分かるのかと言うと、全ての競馬で逃げ馬に賭け続ける事ができさえすれば、競馬は負けないという訳です。

しかし、事はそう簡単ではありません。なぜなら毎回競馬で逃げる馬を当てる事は不可能だからです。逃げ馬であっても最初のスタートで出遅れたら逃げる事はできませんし、前に馬がいれば先行に待機するなどの作戦変更を余儀なくされるパターンもあります。

逃げ馬に賭け続ける事さえできれば勝てますが、その逃げ馬にかけ続ける事が難しいというのが競馬なのです。

前走逃げなかった馬が逃げた場合の回収率

皆さんは「逃げショック」という言葉を聞いた事はありますか?

本来は逃げ馬であるにも関わらず、スタート不利や前に馬がいて抜け出す事ができずに逃げることができなかった馬が、次のレースで逃げたら圧勝するという展開になりやすいというもの。

こちらもきちんとデータにより、勝率や連対率が高い事が証明されています。

  • 逃げ(前走)⇒16.9%(勝率)、28.8%(連対率)、37.2%(複勝率)、136(単勝回収率)、108(複勝回収率)
  • 先行(前走)⇒19.3%(勝率)、32.9%(連対率)、43.0%(複勝率)、180(単勝回収率)、132(複勝回収率)
  • 中団(前走)⇒16.4%(勝率)、27.5%(連対率)、35.7%(複勝率)、265(単勝回収率)、170(複勝回収率)
  • 後方(前走)⇒10.2%(勝率)、18.7%(連対率)、24.8%(複勝率)、306(単勝回収率)、172(複勝回収率)

前走逃げなかった馬の単勝回収率は次のレースで逃げる事で大きな飛躍を遂げるという事がこのデータで良く分かると思います。特に前走が後方の馬が次のレースで逃げ馬になった場合の単勝回収率は圧倒的で、貯めていたパワーを次のレースで解放するという意味合いももしかしたらあるのかもしれないですね。

逃げ馬を見つける為のポイントを解説

上記で紹介したように逃げ馬の回収率は他の脚質と比較しても圧倒的に高いです。という事は、毎回逃げ馬をひたすら賭け続けていれば回収率も高い位置でキープできるのではないだろうかと思いますよね?

しかし、難しいのは逃げ馬を毎回見つけるという事。ここからは逃げ馬の見つけ方のポイントについて解説していきたいと思います。

過去成績の通過順をチェック

これは王道中の王道であり基本なのですが、逃げ馬を見つける為にまずチェックしなければいけないポイントは、過去成績の通過順です。「1.1.1.1」や「2.2.1.1」といった具合に、常に先頭につけている馬は逃げ馬の可能性が高い馬であり、チャンスがあれば前方に出てレースを展開していこうと考えている馬であるケースが多いです。

もちろん枠などが関係して逃げ馬になれないケースも多くありますが、通過順を見て逃げ馬である馬が1頭しかいないケースなどであればその馬が逃げる可能性が非常に高いので、その馬は必ずチェックしておくようにしましょう。

しかし、その馬の体調や調教結果、枠順や他の馬との兼ね合いで、本来であれば逃げ馬であるにも関わらず逃げない場合もあります。それは他の馬との兼ね合いで決まる事なので、まずは通過順を必ずチェックして、どの馬が普段は逃げているのかを必ずチェックするようにしましょう。

内枠に入っているかどうか

調教師と騎手は枠順に入った後にそのレースをどのように走るのか作戦会議が始まります。騎手に任せる場合も多くありますが、調教師と相談してからどこにつけるのかを決めるケースが多いのです。

内枠と外枠、どちらが逃げ馬にとって有利に働くかを考えれば、内枠の方が馬が走る距離が少ないですから有利に決まっています。本来は逃げ馬であるにも関わらず外枠に入ってしまった場合は、無理して逃げる事なく先頭集団につけるなどの作戦を変更してくる場合もあります。

逃げ馬として狙っている馬がどの枠に入るのかも非常に重要になってきます。狙っている逃げ馬が内枠に入ったとしたら、その馬は絶対に狙い目なので注目しておくようにしましょうね。

騎手の乗り変わり

逃げるかどうかは騎手次第の場合が多いです。

逃げるのが好きな馬はスタートと同時に一気に加速して先頭に立つという場合もありますが、騎手が指示する事で先頭に立ち逃げる馬も多くいます。これが、騎手の乗り変わりと同じタイミングで行われることは多いんですね。

理由としては、騎手の乗り変わりは基本的に結果が出ない場合におこります。前の騎手の人と同じ戦い方ではまたこの馬が勝てないかもしれない、そう考えた時に思いきった戦い方をとる場合はけっこうあったりするんです。

という訳で騎手の乗り変わりと同じタイミングで逃げ馬になる事は多く、おもいきった戦い方を得意とするベテラン騎手の方の場合は特に注目。

武豊騎手などは逃げ馬を得意としており、ペース配分は抜群です。外国人騎手の場合はスポットになる事が多いのでなかなか思い切った逃げ馬をする可能性は極端に少なくなるのですが、日本人騎手の特にベテランの場合は、思い切った先方を取る事が多いので、気にするようにしましょう。

まとめ

競馬は逃げ馬の回収率だけ極端に高く、逃げ馬ショックと呼ばれるように逃げ馬が前走で逃げる事ができなかった場合、次のレースで逃げたときの回収率は恐ろしいほど高くなる傾向にあるという事がデータで分かりました。

逃げ馬は競馬を盛り上げる脚質の一つで、過去にはサイレンススズカやツインターボなど、逃げ馬で人気を博した馬は多くいます。最近でもキセキやロジャーバローズのように、人気は薄いものの逃げ切って大きな重賞レースに勝利した馬も多くいる位、逃げ馬はドラマを作る脚質であるとも言えるでしょう。

逃げ馬の回収率が良い事は分かっても、そのレースで誰が逃げるのかを予想するのは困難です。あらゆる条件が揃った時の逃げ馬は大穴でも勝ちきる展開になる事があったり、ペースによってはそのまま逃げ切れるケースが多いです。

逃げ馬の回収率は高い。コレを覚えておくだけで馬券購入は有利に進める事ができると思いますよ。